算数の時間
神山(こうやま)先生の数で見る栄養の姿
PART2 食塩相当量
【登場人物】
神山(こうやま)先生
生徒・
平澤新三郎さん
生徒・
鈴木栄さん
生徒・
養田勝さん
先生

高齢者の栄養問題として「低栄養」が挙げられます
平澤新三郎さんのように、好き嫌いせずなんでも食べるといっても、栄養のバランスまで考えて食べることは難しいのです
高齢者は エネルギー・たんぱく質・脂質・カルシウム・亜鉛・ビタミンD などが摂取不足といわれています

生徒

低栄養なんて平澤新三郎さんには無縁な話のように思えるわね!

先生

健康志向な妻に影響されて最近は刺身も良く食べているよ
漬物と刺身でさっぱりとしたメニューなんだけど、
逆にこれでは栄養が足りないのではないでしょうか、先生?

先生

はい、平澤新三郎さんの食事で気になる点は、食塩の摂取量 ですね
お醤油を使うお刺身や塩分の高いお漬物は、高齢者の方に人気のあるメニューですが、食塩量が多くなってしまう代表メニューです

生徒

確かに僕もお刺身の時は醤油をたくさん使ってしまうよ
ドバドバとお皿に入れて妻に注意されるよ

先生

自分でお料理する時には食塩量に気を付けることができても外食ではどう判断すればいいのかしら

先生

ではここでクイズです!ビーフカレー100gと牛丼100gはどちらが食塩相当量が多いと思いますか?

生徒

牛丼じゃないかしら?味付けに調味料をたくさん使うイメージよ

生徒

僕も牛丼だと思うよ
カレーは食塩が入っているというイメージがないよ

どちらが高いとおもいますか?
5
4
3
2
1
先生

答えは、ビーフカレーが1.7gで牛丼が1.0gです
ビーフカレーのほうが多いのです

生徒

私は今でも子どもみたいにカレーが好きでね
ついついおかわりしていたけど、考えてしまうね

先生

最近はファミリーレストランなどでも 食塩量が記載されているメニュー もあるので注文の前にチェックするのもいいですね

次回 食事の栄養価:たんぱく質・脂質