理科の時間
林先生が教える食べ物の不思議
紅茶にレモンを入れると色が薄くなるのはなぜ?
【登場人物】
林先生
生徒・平澤新三郎さん
先生

紅茶を淹れようと思うんですが、平澤新三郎さんもいかがですか?

生徒

ぜひ、いただきます!

先生

紅茶も烏龍茶も、実は緑茶と同じ茶葉から作られるって
知っていますか?

生徒

ええ?まさか!
本当なんですか?

先生

本当ですよ!
緑茶の茶葉を完全発酵させて作るのが紅茶です
発酵の過程で 紅茶の色素 ができるんです

生徒

紅茶の色素ですか、紅茶の色って何からできているんですか?
(ありゃ、また勉強かな?)

先生

まあまあ、そう構えないで(笑)
では紅茶の色素について解説していきましょうね

紅茶の色成分
生徒

紅茶の綺麗な色はテアフラビンとテアルビジンという
ポリフェノールによるものなんですね

先生

そうなんです♪ 紅茶の色って綺麗ですよね♪
何か入れますか?ミルクとかレモンとか…

生徒

じゃあレモンで
紅茶にレモンを入れると色が薄くなるの不思議ですよね…

先生

それはテアフラビンが酸性に傾くと
無色になる性質 を持つからなんです

紅茶にレモンを入れると
生徒

なるほど〜
あっ!じゃあ酸性のレモンで色が変わるなら、
他の酸性のものでも薄くなるってことですか?

先生

勿論です!
みかんやグレープフルーツなどの柑橘類や
お酢をいれても色が薄くなるんですよ 

生徒

お酢は紅茶に合わないですよね(笑)

先生

うふふ、そうですね(笑)
じゃあ紅茶をいただきましょう!

生徒

はい!いただきます♪