理科の時間
林先生が教える食べ物の不思議
牛乳を温めるとなぜ膜ができるの?
【登場人物】
林先生
生徒・平澤新三郎さん
生徒

ふーっ、ふーっ

先生

あら、ホットミルクですか? 美味しそうですね

生徒

いやぁ、ちょっと冷房で冷えてしまって…
でも、なんか 膜みたいなのが浮いてる んですよ 捨てた方がいいですかね?

先生

ストーップ! それは食べられるんですよ

生徒

えぇっ、そうなんですか?
でろでろしてて口当たりも悪いし、
消化にもよくなさそうだけど…

先生

牛乳に膜ができるのは ラムスデン現象 というもので
豆乳からできる“湯葉”なんかもこれと同じ現象なんですよ

生徒

湯葉!? 私の大好物です!
まさか同じ現象だったとは…
でも、どうして温めると膜ができるんでしょうか?

先生

平澤新三郎さん、良い質問ですね
それではラムスデン現象について解説していきましょう!

ラムスデン現象とは 牛乳を40℃以上に温めると
        膜ができる現象のこと。
生徒

この膜はたんぱく質のかたまりだったのかぁ
それを捨てようとしてたなんて…

先生

ね、もったいないんです
たんぱく質以外の栄養も含まれていますから
これからは捨てずになるべく食べましょう♪

生徒

はい!
でも、これを応用すれば家でも湯葉が食べ放題…!?
ふふふ

先生

平澤新三郎さん、食べ過ぎには注意ですよ(汗)
それではまたお会いしましょう〜!

生徒

ありがとうございました!